コロナ禍で考えたい! 住まいづくりにおける感染対策④
~清潔を保つ住まい編②~
コロナ禍もあり、近年は花粉や菌、ウイルスなどを室内に入れることなく、清潔に保つことができる住まいを求める人も増えています。そこで、住まいづくりやリフォームの際に参考になる、住空間をクリーンな状態に維持するためのアイディアを紹介! 前回は素材についてのアイディアを紹介しましたが、今回は掃除やウイルスを持ち込まない住まいについてのアイディアを紹介します。
アイディア2:掃除がしやすい設備を選ぶ
例えば、共働き家庭が増えて、家事の手間を削減できると人気のビルトイン食器洗い乾燥機。食器洗い乾燥機は、家事の時短だけでなく、高温洗浄で汚れを溶かしてキレイに食器が洗えるため、除菌効果にも優れています。
また、作業をするカウンターやシンクは、隙間や段差がない一体型のものを選ぶと、サッと拭くだけで簡単にキレイな状態を保つことができます。同じくコンロも、段差がなく掃除が楽にできるフラット設計の製品が多く登場しています。
汚れが付きにくい場所といえばトイレ。特に便器は、内側に水アカがこびりつくと黒ずみやざらつきができ、余計に汚れが付くようになります。今は、汚れが溜まる継ぎ目やフチ裏をなくした形状や、汚れが落ちやすい加工を施した素材、汚れを自ら落とす洗浄方式を採用しているものなど、さまざまなタイプがあるので、ショールームなどで確認してみてください。
アイディア3:菌やウイルスを持ち込まない工夫をする
菌やウイルスが侵入する一番の経路は、やはり人が出入りする玄関。そこで、玄関から洗面所へ直接行ける間取りを取り入れたり、手洗いができる洗面台やコートなどを収納するウォークインクローゼットを設置したりするのも、1つの方法です。洗面所まで遠い場合は、極力汚れた手で触れないように、タッチレスでオンオフができるセンサー式の照明や水栓を採用するといいでしょう。
また、コロナ対策の1つとして注目されているのが「換気」。外の新鮮な空気を取り入れると、ウイルス対策はもちろん、部屋の中の空気を循環させてカビなども防ぐことができます。ドアを閉めている時でも風を取り込むことができる採風ドアを玄関に設置したり、風通しがよくなる間取りを考えるなど、換気のしやすい空間づくりを心がけましょう。
コロナ禍で考えたい! 住まいづくりにおける感染対策①
コロナ禍で考えたい! 住まいづくりにおける感染対策②
コロナ禍で考えたい! 住まいづくりにおける感染対策③