住まいから地球を変える! サステナブルな住まいづくりのポイント④
私たち1人1人の暮らしに密接にかかわる住宅は、毎日使うエネルギーや健康、環境や防災など、SDGsが目指す17のゴールにも大きな影響を与えるもの。その分、よりよい住まいづくりをすれば、そのゴール達成に果たす役割も大きいといえます。地球環境を守りながら豊かに暮らす「サステナブル(持続可能な)」な住まいづくり。今回は、地域の環境を守るための4つ目のポイントを紹介します。
サステナブルな住まいづくりポイント4:地産地消住宅
住宅の原材料といえば、代表的なのが木材です。よい木材を調達するために、山に木を植え、森林を手入れし、適度に伐り出すことは、豊かな森林を育むことにつながります。SDGsで見ると、「ゴール15:陸の豊かさも守ろう」に直結するだけでなく、「ゴール13:気候変動に具体的な対策を」や「ゴール14:海の豊かさを守ろう」にも、大きく貢献するはずです。
また、できるだけ私たちの住む地域で育った木材を使うと、輸送することによる環境負荷を減らすことにもなります。地域の森から木を伐り出せば、森林を整えて荒廃を防ぐだけでなく、地域で木材の安定的な流通をつくって地場産業である林業を守ったり、地域資源を活かした地元の伝統的な技術や工法を保護したりと、地域の環境や経済を守ることになるのです。
環境にやさしいだけでなく、このコロナ禍によって家で過ごす時間が多くなったことから、木材をはじめとした五感で安らぎを感じられる自然素材に対するニーズも高まっています。無垢材の床や漆喰の塗り壁など、自然素材はメンテナンスをしながら、深みを増していく風合いを楽しむことができます。わが家に地場の自然素材を積極的に使って、環境にも心身にもやさしい住まいづくりをしましょう!
住まいから地球を変える! サステナブルな住まいづくりのポイント①
住まいから地球を変える! サステナブルな住まいづくりのポイント②
住まいから地球を変える! サステナブルな住まいづくりのポイント③