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住まいから地球を変える! サステナブルな住まいづくりのポイント③

2030年までに世界が達成すべき目標を定めたSDGs(Sustainable Development Goals)が話題となる中、住まいづくりにおいても地球環境を守りながら、豊かな生活ができる「サステナブル(持続可能)」な住宅が求められています。今回は、サステナブルな住まいづくりを実現する、3つ目のポイントを紹介します。

サステナブルな住まいづくりポイント3:省エネ住宅

SDGsには、目的別に17のゴールが設定されています。その1つが「ゴール7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」。このゴールでは、2030年までに再生可能エネルギーや、より環境にやさしい技術の活用を進め、エネルギー効率を高めていくことが、目標に掲げられています。

サステナブルな住まいづくりにおいても、「エネルギーをうまく活用した地球と家計にやさしい住宅」は、重要なキーワード。太陽光や雨水、地熱などを積極的に活用したり、光や風を暮らしに取り入れるパッシブ設計を採用したりと、自然のエネルギーを利用することで、エネルギーの消費量を抑えることができます。

近年は、住宅で使われるエネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や、住宅を建てる時から廃棄する時までのCO2排出量に配慮した「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅」、電気自動車に蓄えた電力を家庭用に有効活用する「V2H(クルマから家へ Vehicle to Home)」なども登場し、国も普及に力を注いでいます。

省エネはもちろん、エネルギーをつくり出す「創エネ」や、エネルギーを貯めておいて必要に応じて利用できるようにする「蓄エネ」などを組み合わせて、エネルギーをコントロールする住宅。それが、環境にもお財布にもやさしいサステナブルな住宅につながります。

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