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コロナ禍で考えたい! 住まいづくりにおける感染対策 ②

~水回り設備編②~

前回は、住まいの感染対策として、水回り設備がカギを握ることをご紹介しました。では、住まいづくりやリフォームをする場合、どんな点に気をつけて、どんな設備を選んだらいいでしょうか?今回は、水回り設備選びの3つのキーワードを紹介します。

キーワード1:セカンド洗面

日常的な感染予防策として、家族の手洗い回数や1回あたりの手洗い時間は、以前よりも増えているのではないでしょうか。また、外出自粛や在宅勤務によって、家族が家で過ごす時間が増えたことで、洗面台を使う頻度も増え、手狭になったと感じる人も多いと思います。

そのため、最近では家族が日常的に使う洗面所に加えて、もう1つ洗面所を設置する「セカンド洗面」を考える人が増えています。最も多いのは、玄関や勝手口など外出から帰宅してすぐに手洗いができる場所。花粉症がひどくなる季節には、家に入る前の花粉対策にもなり、お子さんにも帰宅時の手洗いを習慣づけしやすくなります。

キーワード2:タッチレス(非接触)

せっかくこまめに手洗いをしても、水を出す際に蛇口に触れることで菌やウイルスが付着し、次に使う時に感染する可能性があります。そこで、手をかざすだけで水が出るセンサー式のタッチレス水栓を選ぶ人も増えています。洗面台はもちろん、キッチンの水栓やトイレの便座なども非接触型にすれば、さまざまな感染症を防ぐことができます。

キーワード3:除菌・節水機能

家族が水回りを使う頻度が増えると、衛生面を気にして掃除をする頻度も増えるもの。そんな中、便器内の除菌機能がついたトイレなどを望む人も多くなっています。さらに、おうち時間の増加で日々の水道代も気になることから、トイレや浴室のシャワーに節水機能のついたものを設置する意識も高まっています。

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