省エネ+創エネでエネルギーゼロの住まいに! 今話題のZEHとは
画像出典/経済産業省資源エネルギー庁
建てた後の光熱費が抑えられて、環境にもやさしいと話題のZEH住宅。国も2030年までに、ZEHが新築住宅のスタンダードになることを目指しています。今回は、今注目のZEH住宅を紹介します!
ZEHとその種類
画像出典/経済産業省資源エネルギー庁
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。高断熱な住まいに、「省エネ」につながる高効率な設備システムを設置して、家庭で使う電気やガスなどのエネルギー消費量を減らすのに加えて、太陽光発電などを導入して、電気を生み出す「創エネ」を組み合わせて、年間のエネルギー消費量ゼロ以下を目指した住宅です
ZEHには、性能によってZEH、ZEH+、次世代ZEH+などに分けられます。また近年は、建設中から廃棄するまでを含む住宅のライフサイクルを通じて、トータルでCO2排出量に配慮し、CO2の収支をマイナスにする「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅」も、ZEHを超えた最終目標として注目を集めています。
ZEH
住宅の断熱性能を大幅に向上させ、効率的な設備システムを導入して室内空間の質を維持しながらも、大幅な省エネを実現。
再生可能エネルギーの導入で、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指した住宅です。
ZEH+
ZEHをさらに高性能化し、一次エネルギー消費量を省エネ基準から25%以上削減。①さらなる高断熱化、②高度エネルギーマネジメント、③電気自動車・PHV車のための充電設備や充放電設備のうち、2つ以上を導入するのが条件です。
次世代ZEH+
ZEH+にかかわる要件を満たし、さらに①蓄電システム、②燃料電池、③V2H充電設備(充放電設備)のいずれか1つ以上を導入。再生エネルギーなどのさらなる自家消費拡大を目指した住宅です。
LCCM住宅
住んでいる時に加え、資材製造や建設段階のCO2排出量を削減。長寿命化でライフサイクル全体(建築から買いたい・再利用などまで)を通じたCO2排出量をマイナスにする住宅を指します。